緑化事業

緑地整備

公園・街路樹

緑化は「緑」を増やすことを目的とした時代を経て、人々の暮らしに密着し、多様な目的を持った「緑」へと変化しています。しかし、生き物である「緑」は、適した環境において初めてその目的を果たすことができます。

機構は、緑の量を増やすことに追われていた時代から緑化事業に携わってきた経験を基に、環境に合った手法で目的とする「緑」を創造します。


▲ いこいの空間づくり

特殊環境地

臨海地区の埋め立て地や急傾斜ののり面などは、植物の生育環境としては過酷であり、これらの環境においては、それぞれの場所に合った整備を行う必要があります。

たとえば、臨海地区においては潮風の害がよく知られていますが、耐潮性のある樹木であっても必ず生育できるとは限りません。生育を阻害するのは風の影響が大きいのです。このため、臨海部において良好な生育を期待するには防風林の造成が重要ですが、効果はその位置や構造によって異なります。


▲ 耐潮性を持つとされるクスノキも、風が常時吹き付ける臨海部などでは本来の樹形を失い、枯れていくのを見かけます。